他校の13倍以上のカリキュラムは、受講生をゼロからプロフェッショナルな探偵に育てるためのプログラムです。
長期探偵専門教育となった経緯
1、開校当初
T.I.U.探偵養成学校も開校当初は他校と変わりのない短期教育を実施する探偵学校でした。
しかし、数十時間の学習では、個人差が目立ってしまいます。例えば、調査機材になるカメラを扱った事がある人と、ほとんど扱った事がない人では、学習前からすでに差があります。調査報告書を作るために必要なパソコンについても、普段から使っている人とほとんど触れていない人には、すでに大きな差があるのです。
ましてや、卒業後は、依頼者さんから見れば、プロの一員でもあるわけですから、プロとしての法律に関する知識や調査に関するスキルは必要不可欠ですが、時間的に習得できることは限られてしまいます。
2、カリキュラムなどの大幅変更
そこで、平成17年にT.I.U.探偵養成学校は一時募集を中断し、カリキュラムやスケジュール、教育課程、使用テキストや教育資材に至るまで、全てを変更しました。
その教育で目標となったのは、T.I.U.総合探偵社随一と言われる調査スタッフの実力と同等のスキルとするための学習でした。
もちろん、ケーススタディとして類稀なる判断力や探偵以前の人間力は真似のできるものではありませんが、そのスタッフが保有する知識や技術を探偵学校で学ぶ事はできます。
そして、探偵学校で学んだ知識や技術は、プロの探偵として調査を行う上で、確実な基礎となります。
まずは、知識の洗い出しから始まりました。どのような知識が必要で、どのようなノウハウが必要かということです。探偵の業務は、単に人を追う行動系調査だけではありません。調査カテゴリー毎に、必要なノウハウは異なりますし、ご依頼者様から相談を受け、必要な証拠を収集するための調査を構成したり、法律の知識も必要です。
3、収益性なしの探偵学校
長期探偵専門学校として国内で唯一の探偵学校となったT.I.U.探偵養成学校は、まずは、1年間494時間を標準の学習期間と定めました。
一般的な探偵学校は、学習期間が2ヶ月から3ヶ月で、24時間から45時間がそのほとんどですから、平均の約12倍の学習期間を標準と定めたわけです。
本気で探偵を目指す受講生には、メリットのある探偵学校かもしれませんが、ここまでの標準学習期間を定めるとなれば、当然、受講料金を13倍にしなければ、収益性はありません。
探偵学校も立派な事業の一つと捉えるのが、普通ですから、その受講料金が問題となりました。
なぜなら、大手探偵社が主催する探偵学校や中小の探偵学校の受講料金の平均は当時、およそ42万円程度であったからです。
仮に当校のカリキュラムを、その12倍ともなれば、500万円が受講料金となってしまいます。これでは、本気で探偵になろうと思っても、受講できる生徒はそれだけの負担を強いられてしまいます。
もはや、教育事業から撤退をしようかという矢先のことでした。
弊社代表・代表代理による独自の責任と判断において、探偵学校事業については、「収益性なし」とする決定がなされました。 その決定に基づいて発表されたのが「63万円」という受講料金です。
そして、常に改良が加えられ、現在では、1年間542単位というカリキュラムになったのです。
4、真似のできないクオリティ
T.I.U.探偵養成学校の受講クオリティ、実習スキル、特長的な長期探偵専門教育は、他の真似のできない体制となりました。そして、その高いクオリティは確立しながらも、日々進化しています。
また、収益性自体を考えないというコンセプトは、他の収益性を第一に考える探偵学校事業と全く異なり、真似のできない探偵学校となりました。 この講義・実習クオリティは、確実に受講生の探偵スキルを磨き、T.I.U.探偵養成学校でなければ受ける事ができないものになりました。
なぜ、ここまでのカリキュラムを実施するのかといえば、卒業後、我々、本物探偵と同じ現場で動ける調査スタッフになってもらいたいという想いがあるからです。
2011年の大変更と大進化
T.I.U.探偵養成学校が、国内唯一の長期探偵専門教育の探偵学校となって、およそ5年となる平成23年(2011年)。
この間に、教育する側としてのスキルや調査現場が求める人材等のニーズに関してのデータ蓄積がされています。
ハッキリ申しあげて、494時間のカリキュラムでは、まだまだ足りないということは、明白な事実でした。そこで、新カリキュラムを公開します。
標準教育課程を542時間とし、調査現場で求められる技術をフィードバック、探偵事務所で求められるスキルの基本も詰め込みました。
この長期専門探偵教育を受けられるのは、T.I.U.探偵養成学校のみです。定員により、一度に学べる人数には限りがあります。
2021コロナ禍にさらなる進化
2021年、これまで続いたビジネスモデルに大きな変革が訪れました。2020年ごろからまん延していた「新型コロナ感染症」の拡大によって、1つの場所で集まって行う授業形態は感染リスクから実施ができないという状況になったのです。
そこで、これまでの授業形式を一新し、全面的なオンライン講座に移行しました。また、多くの資料請求者の方を対象に聞き取りを進めると、「探偵業への興味があるという段階」「実際の探偵業のリアルをのぞいてみたいという段階」「探偵として働いてみたいという段階」同様に「探偵業をやってみたいという段階」で考察していることがわかりました。
受講希望者のニーズから、受講のコースを3つに分け、「初期講座」「上級講座」「プロ講座」に分け、業務に関する実習は全てオプションにする態勢で教育制度を再構築しました。
基となるカリキュラムは、従前と変わらず、自宅に居ながら本格的な探偵の技術や知識を学べるようになりました。基本となるのは事前に用意されたビデオ講座になります。またその補足として、オンタイムで行われる「オンライン講座」不明点などを確認することができる「オンラインサロン」を開催し、きめ細やかなフォロー体制を確保しました。初期講座からプロ講座までを受講する場合、最大で1年半の期間学ぶことが可能です。
また、この機に、「T.I.U.探偵養成学校」から「T.I.U.探偵学校」へ名称を変更しました。
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